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10年前にコーチングの中で「10年後どうなっていたい?」って質問にどう答えていただろう・・・。
(大迫香寿枝さん)

 この言葉を読み、
 僕は10年前に意識が飛びました。

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 そういえば、コーチングを学び始めて10年になります。
 当初、

   「10年後どうなっていたい?」

 という質問をされたこともありました。
 なんて答えたか記憶にありません。

   「10年といわず、すぐにでもこのコーチングで飯が食えないといけないんです」

 と答えていたような。

 でもそのうち、
 コーチングを学ぶ中で、トレーナーの人たちが

   「10年後は先過ぎて、社会の変化が激しくて見通すことができない。
    せいぜい5年か、3年だ」

 と言われ出したことが記憶にあります。
 「そりゃそうだ」
 と思いつつも、別世界の話のように聞いていました。

 僕は、何がわからないか、わかっていなかったんです。

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 トレーナーの人たちは、

   ・コーチングの定義はこれだ
   ・スキルだ
   ・あり方だ
   ・人間性だ
   ・クライアント獲得のために営業だ
   ・コーチングは目的達成のためのものだ
   ・目標がないとダメだ

 と、てんでバラバラなことを言っていました。

 どれも間違いではない。
 けれど、本質ではない。

 今ならそう言えます。

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 自分の存在意義を否定するようですが、

   「目標達成のためにはコーチは要らない」

 と思っています。

 自分にとってしっくり来て、
 これは自分のことだ、と思えて、
 ほかの人はともかく、自分として取り組まないないと、

 と思ったら、勝手に頭が計画を立て、行動をはじめます。

 ほかの人と話すのももどかしい。
 コーチと話すのももどかしい。
 コーチは要らないのです。

 ただ僕には、

 普通に建設的な会話をするために、
 普通の会話をできる仲間、
 普通の反応をできる仲間

 がいればいいだけで、コーチは必要なさそうです。

 ただ、「普通の会話」「普通の反応」をするためには、
 誰もがコーチングの本質を知っていて、
 コーチの立ち方になれることが必要なんです。

 だから、
 僕にコーチングが必要なのは、
 「コーチングの本質」を知り、
 「コーチの立ち方」を身につけるためのトレーニングだけです。

 周りの人も、コーチングを身につけておいてもらう必要はあります。

 そのトレーニングのためにコーチをつけるのであればよくわかります。

 その時には、アスリートのコーチと同じく、

   「僕の現状と個性と目標に応じたトレーニングのゴールと方法」を提示

 してくれることです。

 「コーチングは自分で決める」

 なんて言いますが、
 自分のことも、人間のことも知らない自分が考えたことなんて、甘い甘い。

 そんなレベルの結果をコーチングには求めていません。

 できることならば、
 絶大なバックグラウンドを持った提案と、
 最終決断をクライアントである僕にゆだねてほしい

 とも思っています。

 一方で、
 スキルを一つ一つ極めるのが大変だということを今ではわかりますが
 目的のためにはあまり関係ありません。
 スキルを極めることに時間をかけすぎるのは本末転倒です。

 基本となる、一つか二つ、せいぜい3つ気を付けることを心に置いておくくらいです。

 それを相談できるコーチがいれば十分です。

 日常会話かのように聞こえるコーチングをするのが最上級の資格「マスターコーチ」を持っている人と言いますが、
 求めているのは、そっちの方向じゃない気がします。

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 それができるコーチはどんなコーチで、どこにいるか?

 どこかにいるかもしれませんし、
 どこにでもいるかもしれませんが、僕は知りません。

 それぞれのコーチの宣伝文句はオーバースペックです。

 そこまで必要ありません。
 もしくは、僕にとっては的外れです。

 目的に応じて、適価で、気軽にコーチングを受けられればいいのですが。

 僕のような目的のためのコーチングであれば、高額のコーチング料金のコーチングは必要ありません。

 と思うのだけれど、どうだろう?

 でもアスリートのコーチと同じく鋭い目標とトレーニングの提案をできる人でもいてほしいと思います。

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 一方で、最初の問いに戻ります。

   「10年後どうなっていたい?」

 の問いに答えられるのは、
 目標があって、それにコーチングを使おうとしている人です。

 極めてまれな気がしますが、
 コーチングを使って周りの力を引き出したいと思い、
 なおかつ自分の力もコーチから引き出されたいと思う人

 であって、

 コーチングの利き方と成果の現れ方がわかっている人
 (実際にコーチングを上手にできて、分析できる人・・・・分析できる人の方がいいな)

 かつ、

 コーチングを学ぶことに100万円前後かけてもきちんと元をとれる立場か、考え方の人

 です。
 極めてまれでしょ?

 もう1種類の人は、

 スピリチュアルに自分の未来が透視できる人

 です。
 前者も見通しがあるからこそ、答えられるのです。

 問いに答えて努力して実現するのではなく、
 「できるのがわかっている」から、
 その様子を答えて段階を踏んで実現していくのです。

 一部のコーチに必要な能力があるとしたら、

 「クライアントの10年後を見通せる予知能力」

 かもしれません。

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 僕は10年後は自分事として答えていなかったです。
 何もわからなかったですから。

 少し思い出した。

 10年後とは言いませんが、
 「こうなりたい」「これをやりたい」
 がありました。

   「例えば開発現場で、開発会社と地元が対立してもきちんと話し合い、
    心を通じて話し合え、
    意見が反対でも互いに尊重しあえる社会づくり」

   「囲炉裏を囲んでいろいろな人がやってきて、
    僕に相談したり、
    来た人同士で次の手を見つけるための話をする場を作る」

   「しつけという名の型にはめられている子供が、
    他人、親、友達の心ない視線と戦ったり、迎合したりせず、
    自分の発想を信じ、
    実現していくためのトレーニングの学校や塾の運営」

 ここに書いただけで笑みがこぼれてきます。

 これらを話しても、現状から遠すぎて(かな?)
 コーチと話がかみ合うことがありませんでした。

 コーチングでの話の中では、
 「効率化する」
 となりがちですが、

 自分に適切なコーチを探すための効率化に協力してくれるくれるコーチ、
 もしくは、コーチを探す仕組みはありません。

 どこかでたまたま出会うか、
 Webで、自分にとって必須のキーワードを入れて検索すれば、出てくるかもしれません。
 どうかな?

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 今から思うと、
 僕にとってコーチングを学び始めた目的は、
 自分の目標達成というよりも、

 ・コーチングの利き方と成果の現れ方をわかりたい。

 ・スピリチュアルに自分の未来を見通したい。

 ・クライアントの10年後を見通せる予知能力を持ちたい。

 だったように思います。

 コーチングをトレーニングする人たちにとって想定している受講生像とはかなり違いそうです。

 元が取れるか、という意味では

 ・コーチングを学ぶことに100万円前後かけてもきちんと元をとれる立場か、考え方の人

 でありたいと思いますが、
 役所や大企業勤務であるか、駆け上がれる「起業家」でないと無理でしょう。
 結果のイメージが貧弱で、
 途中段階のステップが何も思い浮かばないようであれば、この面では無理です。

 それでも興味があったので、コーチングを学ぶことにしたのでした。

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 考えてみれば、

   「あなたは何をしたい?」

 について、
 僕は、他人が納得したり、想像できたりする答えを言うことができない人でした。

 「なにがあってもこれ!」という思いがあるか、
 「相手を納得させやすい答え」を見つけて言ってあげることができれば、その場は収まったのにね。

 だから僕は、

   ・きちんとした言葉にならないことでもOK
   ・苦し紛れでも出てきたものでOK
   ・「ブラックなこと」に本質があるので、それを大事にしよう

 と言い続けているのかも。
 お行儀がいいところに、人の本質はないから。

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 僕はこれから10年後に向けて、

   「10年後どうなっていたい?」

 に答える言葉をやっと持つことができたようです。

 スラリとしたかっこいいコーチ、
 スマートなコーチングをするコーチ
 を人は求めるようですが、

 違う軸で生きているコーチがここにいます。